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競馬予想TV!第21シーズン開幕

図は第4期叡王戦段位別予選、藤井聡太七段vs小林裕士七段の対局から、先手の藤井クンが107手▲5七玉と指した局面。先手玉が6八にいたままだと△7八飛成▲5七玉に△3九角や△6六角!でタヤスく詰んでしまうので、あらかじめ語られるロマンス・・・いや、あらかじめ玉を早逃げした(と誰もが思った)。

 

後手のデカコバさんも自然に△7八飛成と追撃。▲5八銀や▲6八銀の受けも△6七金を▲同銀と取れず(取ると△3九角で詰み)、サスガの藤井クンも万事休したかと思いきや、突如▲1三飛成と突撃し、△同歩に111手の▲1五桂で後手投了となった。えええええwwwww。

 

それなら▲5七玉などと敗走のような手を指さずにバッサリ▲1三飛成で詰ませたらええやん、考慮時間がなくて▲5七玉を指した後で詰み筋に気付いたのかな?とか思ったら(失礼)、後手玉が上部脱出を図った際に▲5七玉が4七の地点に利いて逃げられない、要するに▲5七玉は「詰めろ逃れの詰めろ」と呼ばれる逆転のマジックだったのだ!(実際には△7八飛成で△2二玉ならまだ後手優勢かと)

 

藤井クンがこのように必敗まで行った将棋を逆転勝ちしたのは四段時代の連勝中に何局かあり、最近ちょっとデキ落ちなのの表れかもしれないが、観る将にとってマジックやファンタ(ポカの意)は大好物でして(笑)。藤井クンは同日の続く対局にも勝利し、予選を突破したので、叡王戦の本選でも頑張って干し芋。

 

さて、競馬予想TV!は第21シーズンが開幕。私は9月22日が初戦となり、29日のスプリンターズS回にも出演します。今夏は競馬でコテンパンにヤラれたので、将棋やヲタ活でリフレッシュして臨みます。予想の調子が上がれば、ブログの更新頻度も上がるのですがね・・・。