高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(23/11/25.26)

【土曜東京11R キャピタルS】
★ドーブネ(牡 2019 父ディープインパクト 母父Footstepsinthesand)
◎成績:[6.2.1.5]
◎牝系:FNo.6-e(極軽系)~母プレミアステップス、近親Giofra(ファルマスS)、Gracefully(プレスティジS)、Simply Breathless(ウィルシャーS)
◎コメント:指数は平凡。軽馬場でスロー逃げなら押し切って当然で、内容はないよう。

【土曜京都11R 京都2歳S(G3)】
★シンエンペラー(牡 2021 父Siyouni 母父Galileo)
◎成績:[2.0.0.0]~京都2歳S(G3)
◎牝系:FNo.16-h(地力系)~母Starlet's Sister、兄弟Sottsass(仏ダービー、凱旋門賞)、Sistercharlie(BCフィリー&メアターフ)、My Sister Nat(ワヤS)、近親Road to Arc(伊ジョッキークラブ大賞)、リオズスターレット(クレオパトル賞)、Sandy's Charm(リューレイ賞)、Crown Princesse(クレオパトル賞)、レオナルド
◎コメント:指数は上々。前半流れてタフな競馬になり、モレイラJを背に血統的な地力を使い切れた。

【日曜東京12R ジャパンC(G1)】
★イクイノックス(牡 2019 父キタサンブラック 母父キングヘイロー)
◎成績:[8.2.0.0]~天皇賞(秋)(G1)(2回)、有馬記念(G1)、ドバイSC(G1)、宝塚記念(G1)、JC(G1)、東スポ杯2歳S(G2)
◎牝系:FNo.(系)~母シャトーブランシュ(マーメイドS)、ウ゛ァイスメテオール(ラジオNIKKEI賞)、近親ブランディス(中山大障害&中山GJ)、Balleroy(ギシュ賞)、オースミシュネル(ブリーダーズゴールドC3着)、メゾンブランシュ(クイーンS3)、ブンブンマル(中京ペガスターカップ)
◎コメント:指数は上々。レースの上がり3fより3秒速い脚を使っており、自身の指数は秋天チョイ下くらいには。

【日曜京都12R 京阪杯(G3)】
★トウシンマカオ(牡 2019 父ビッグアーサー 母父スペシャルウィーク)
◎成績:[5.1.2.7]~京阪杯(G3)(2回)
◎牝系:FNo.4-i(バランス系)~母ユキノマーメイド、兄弟ベステンダンク(マイラーズC2着)、近親Iktamal(スプリントC)、Rockamundo(アーカンソーダービー)、First Magnitude(コンセイユドパリ賞)、Conquest(ジムクラックS)、Above Average(ベット365クラシックトライアル)、Sent from Heaven(プレスティジS)
◎コメント:指数は水準。前走千四でハナ切って失速がガス抜きになったか、1f短縮&差しに回って鮮やかに一変。


【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。