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阪神JFなど

図は竜王戦第5局、羽生善治竜王vs広瀬章人八段の対局から、後手の広瀬八段が48手△8一飛と指した局面。

 

次に△6二金と上がった形が飛車と金のバランス的に良きとされて自然な一手と思いきや、この△8一飛と△6三銀が一直線に並んだタイミングで先手の羽生竜王が放った▲2七角の自陣角、通称「遠見の角」が将棋ファン歓喜の好手。

 

この銀取りに対して△6二金と上がるのは▲6三角成と切られて△同金に▲7二銀の飛車金両取りがあってオタワなので△5四歩と受けましたが、▲5五歩と合わせ(△同歩とは取れない)△8四飛▲5四歩△同銀右▲5五歩と攻め立てて、以下139手で先手の羽生竜王の勝利となりました。

 

これで7番勝負は羽生竜王の3勝2敗となり、本日から(12~13日)行われている竜王戦第6局に羽生竜王が勝つと竜王位を防衛、そしてタイトル通算100期を達成となります。正直、競馬どころではないです(汗)。

 

それはともかく、ジャパンCは▲アーモンドアイ&×キセキ&△スワーヴリチャードの決着で外れ。◎サトノダイヤモンドは好発を切りながら後方に下げ、内有利なコース状態に逆らうように直線外に出して、1号族牝系の地力でなくジリ気を発揮する始末。これに対して8号族極軽系のアーモンドアイにはお誂え向きの高速馬場の上、最内枠から好位の内で流れに乗って逃げ馬を交わす理想的な競馬となって2分20秒6の世界レコード勝ち。この結果を受けて、やれドバイだ凱旋門賞だとファンの期待感は充満しているようですが、アーモンドアイにとってこれ以上の好条件が揃うことモナーク、彼女のベストパフォーマンスが見られたレース、1つの完成した作品としてココロに刻んでおくのが良きかと思います。

 

明日のねらい目の東京5Rは◎ラレータが大外枠から差し切って快勝し、単勝7.1倍を1000円、複勝2.3倍を3000円の的中。2着の6番人気馬との馬連36.3倍も買えば当たりましたが、3着だったモレイラJの1番人気者とハナ差でしたし、贅沢は言いますまい。

 

チャンピオンズCは○ルヴァンスレーヴ&…ウェスタールンド&×サンライズソアの決着で外れ。◎ケイティブレイブは前走JBCクラシックを中団タイキ策で制しましたが、当時はレースの上がり3fが38.1という消耗戦だったのに対し、今回は上がり3f35.9というドスローにも関わらず、同様に中団から運んだために1号族牝系の地力でなくジリ気を発揮する始末。福永騎手は本来そのあたりのペース判断に長けているはずなんですがねぇ。8番人気のウェスタールンドは全姉ミクロコスモスの阪神JFばりの直線勝負で芝並みの鬼脚を発揮しましたが、これに◎を打った水上さんと井内さんはアッパレでしたね。ちなみに「ミクロコスモス」の馬名意味由来は「小宇宙(独)」ですが、将棋クラスタには最長手数(1525手詰)の詰将棋として知られています。

 

明日のねらい目の中京7Rは◎ソールライトが注文通りにハナを切ったものの、直線でアッサリ風味に失速して12着。大振りしたつもりが5番人気で妙味もない上に、追って味モナーク(泣)。

 

阪神JFは○ダノンファンタジー&◎クロノジェネシス&▲ビーチサンバの決着で、馬連6.4倍を1500円、3連複13.1倍を1100円の的中。クロノジェネシスは出遅れてケツからタイキ圏外ブン回すウルトラスーパーハイパークソ駄乗でダノンファンタジーを交わすことができず2着でしたが、風・小林さんが公私共に勝負していたので、相対的にはプラスかしら(笑)。クロノは20号族極軽系の斬れ者なので、7号族地力系のダノンを4角手前から交わしにイクノでなく、直線半ばまでビコーして脚を溜め一瞬の斬れで勝負すべきでしたが、普段そんな競馬が得意の北村友騎手でもG1で人気者に乗ると難しかったようで。

 

明日のねらい目の中京10Rつわぶき賞は◎アゴベイが2着して、馬連21.7倍を700円、3連複24.1倍を300円の的中。黛騎手を背にケツから大外ブン回してアタマを抱えましたが、終い2f11.5-11.5の高速上がりで差しコンドルあたりはサスガにアゴ姉(フリップより)。

 

今週末の朝日杯FSが今年最後の競馬予想TV!出演となります。このブログの更新意欲が湧くように頑張ります(苦笑)。