図は順位戦C級1組2回戦、藤井聡太七段vs堀口一史座七段の対局から、先手の藤井クンが2五にいた飛車を▲4五飛と相手の玉頭の筋へと回った局面。
ここでは△5一玉として飛車の横利きを通し、▲4三銀成には△4四歩が手筋で、▲同角や▲同成銀なら先手の攻めが遅れて△8七歩成で逆転、▲同飛とさせれば▲8三歩~▲8四歩から▲8五飛と転回する筋が消えるので、△3一金と引いてこれからの将棋に思えた。
しかし、ここで後手の堀口七段が△4三歩と指したために、47手▲同銀成と取られて後手が投了、持ち時間が各6時間ある順位戦としては稀な昼食前の終局となってしまった。
堀口七段は体調面の問題もあってか、最近は早指し早投げの将棋が珍しくないが、本局は仕掛けの近辺まではほぼノータイム指しながら正確で、38手△4四歩~△7三角も最善手ではなくてもセンスが感じられたし、(世間的には批判的な意見が溢れていたものの)色々な意味で良いモノを見せて貰えたと満足したのでした。
さて、今週末は競馬予想TV!第21シーズン(?)の最終週となります。ねらい目のタイトルのトップは市丸さんの111%(終了)で、私は3位で90%弱ですが、チョイ差しを目指して頑張ります(笑)。オッズがある程度計算できるので、メインRのねらい目倍付け作戦を初めて使うかも・・・。