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神戸カマー

図は王位戦七番勝負の第7局、豊島将之王位・名人vs木村一基九段の対局から、先手の豊島二冠が109手▲2一飛成と王手を掛けた局面。

 

玉を横に逃げると▲2二角~▲1一角成で詰むので、合駒をする一手だが、普通の感覚で△2二金とすると、▲4一角△3三玉▲2二龍に△同玉と取れず(▲2三金~▲3二角成で詰む)、△4四玉▲4五銀△5五玉に▲3八金と粘られてしまう(それでも後手勝ちではある)。

 

しかし、そこは「千駄ヶ谷の受け師」こと木村九段らしく△2二飛と合駒して(▲4一角△3三玉▲2二龍も△同玉で不詰)、これを見て先手の豊島二冠が投了、木村一基新王位の誕生となった。46歳3か月での初タイトル獲得は、有吉道夫棋聖の37歳6か月を大きく更新するもの。

 

競馬で言えば、ステイゴールドが6歳の目黒記念で初重賞制覇、あるいはスノードラゴンが7歳のスプリンターズSで初G1制覇した感じかしら。

 

親しみを込めて「将棋の強いおじさん」とも呼ばれる木村新王位だが、私より余裕で年下なのよね。自分も予想の上手いおじさんを目指して・・・。

 

神戸新聞杯は◎サートゥルナーリア、○ヴェロックス、△ワールドプレミアの決着で、3連単7.0倍を1500円的中。上位2頭は共に地力系の16号族だが、字面の配合から速い脚を使える勝ち馬の方がドスローの流れを前で折り合っては入れ替わりようがナイナー。

 

オールカマーは▲スティッフェリオ、○ミッキースワロー、グレイルの決着で、馬連22.4倍を300円的中。◎レイデオロも極軽系の2号族で、本来なら軽馬場&スローの瞬発力勝負は望むところナガラ、5歳になってピーク過ぎた感じですかねぇ。ウインブライトについてはTV!で触れたように、中山巧者とはいえ秋の高速馬場で走ったことモナーク、バランス系の18号族で瞬発力勝負に対応できなかった分の大敗かと。

 

明日のねらい目の中山6Rは◎ダンスメーカーが好位内から伸びず。ポケットに収まってしまってはねぇ。

 

次回の競馬予想TV!の出演は10月12日(土)の秋華賞予想になります。