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年末

図は12月15日に行われたA級順位戦6回戦▲羽生善治九段vs△豊島将之竜王の対局から、後手の豊島竜王が128手目に△6五歩と金を取った局面。

 

先手玉には△7七龍▲同玉△8七金▲7六玉△6六金までの詰めろが掛かっていて、▲7八金としても△8五金▲同馬△同歩▲同角成△6六龍の時に、▲7六金or銀の合駒をすると△8五飛▲同玉△9四角以下即詰み、▲9七玉も△8五飛と馬を取られて後手勝ち。

 

しかし、▲8三馬△同桂としてから▲7八金とすれば、逆に後手玉に詰めろが掛かった状態になり、△8五金▲同角成△同歩▲同玉△9四角▲8六玉△9七角!▲同香△6六龍▲8七玉△7五桂▲9八玉△7二角といった手順で詰めろを解除されるものの、▲5二飛△7一歩▲8四歩△同銀▲7四金くらいで先手勝ちのよう。

 

実際に、中継していたAbemaTVの将棋AIの評価値では、先手の勝率が94%と表示されていましたが、羽生九段の選択は・・・何と「負けました」の投了。

 

羽生九段に錯覚があったのでしょうが、単なる1分将棋でなく、お互いの持ち時間6時間を使い切り、深夜0時を越えての出来事だけに、順位戦の対局の過酷さが窺われます。

 

元々苦しい将棋を「羽生マジック」でひっくり返した後の再逆転負けはファンとしてショックでしたが、A級残留とタイトル通算100期獲得へ向けてひたむきに指し続ける羽生九段の姿は、同年月生まれとして勇気を貰えます。

 

さて、11月以降の競馬予想TV!での星取表は、●女王杯、△マイルCS、●ジャパンC、●チャンピオンズC、○阪神JF、●朝日杯FS、○ホープフルS。

 

回収率は、シーズン:124%(2位)、ねらい目:184%(1位)、G1:107%(4位)。

 

これでよくプラス収支になっているナアと思いますが(苦笑)、少なくともG1再開までは3部門100%越えをキープして、あわよくば今シーズンも敢闘賞をゲットできたらイイデすね。

 

競馬予想TV!は1月4、9、23日にリモート出演します。

 

また、1月14~17日に入院し、左肩の骨折が上手く治癒せず、邪魔になったプレートを外す手術をして貰います。日常生活には問題ないレベルなので、ご心配なく。しかし、このご時世に短期間とはいえ入院するのは気が引けるナア。

 

それでは皆様、良いお年を。